弱小YouTuberが大手・芸能人と勝負―ランチェスターの法則

これからYouTubeで動画投稿をはじめていこうと考えている方で、すでに有名なYouTuberさんや芸能人の方を相手に、どのような動画をあげていけばいいのか悩んでいる方もいるかと思います。

 

かくいう私も悩んでいます。

 

そこで、このページでは弱小YouTuberが大手や芸能人の方と動画投稿で戦う際の戦略について考えていきたいと思います。

 

ランチェスターの法則とは?

ランチェスター法則とは、第一次世界大戦でランチェスターさんが考えた戦争においての戦略です。

 

法則は2つあります。

  • 法則1・・・攻撃力=兵力数×武器性能。接近戦・局地戦・一騎打ちでは、兵力差があっても、損害は同等
  • 法則2・・・攻撃力=兵力数の2乗×武器性能。遠隔戦・広域戦・確立戦では、兵力の多い方が有利になる

 

具体例

 

法則1近接戦・・・刀で戦う、刀の攻撃力は1とする。

A軍100人対B軍60人

 

A軍の攻撃力100×1=100

B軍の攻撃力60×1=60

 

B軍が全滅したとき、A軍100人-B軍の攻撃力60=40人残る。

 

法則2遠隔戦・・・ライフルで戦う、ライフルの攻撃力は1とする。

A軍100人対B軍60人

 

A軍の攻撃力10,000×1=10,000

B軍の攻撃力3,600×1=3,600

 

A軍とB軍の戦力差は

10,000-3,600=6,400

 

B軍が全滅したときのA軍の残りは

2乗して6,400になる数、80がB軍が全滅した時のA軍の残り兵数です。

 

このように、遠隔戦で武器性能が同じであるならば、兵力数が多い方が有利になります。

 

 

ランチェスターの法則をYouTubeの動画投稿に置き換えると

これからYouTubeで動画投稿をはじめようと思っている方は、個人・低予算で始める方が多いかと思います。

 

企業であっても、YouTubeに動画投稿を行うことは、広告を打つということではなく、製品や会社の宣伝として無料で行えるから始めたいというところではないでしょうか?

 

資金や資産が豊富な大手や大企業は、こんな弱小ぽっと出素人の記事など見ないと思いますので、ここでは上記のような方々を具体例にしたいと思います。

 

ランチェスターの法則2は兵力が多い方が有利と言うことでした。

 

ということは、YouTubeの動画投稿でいうと、人員(編集者やカメラマン)や費用(外注費)が多い方が有利になるので、法則2が適用される場所では勝負するべきではないことになります。

 

法則2で勝負する方々は、芸能人の方や大手のYouTuberさんでしょう。

 

であれば、法則1が適用される場所で勝負することになります。

では、具体的にどのようにしていけばいいのか?

 

 

法則1が適用される場所とは?

法則1が適用されるのは、接近戦・局地戦・一騎打ちです。

 

YouTubeの動画投稿でいうと、広域戦であるメジャーなジャンルではなく、接近戦・局地戦であるマイナー、ニッチなジャンルで勝負する。

 

ゲーム実況というメジャーなジャンルではなく、ゲーム実況であっても、パズル系ゲームという局地戦で勝負する。

 

 

戦う場所を決めた後は?

法則1・・・攻撃力=兵力数×武器性能

 

ここでいう、武器性能(動画の品質・投稿者のセンス・リスナー対応力など)を

兵力(動画制作に関わる人数、動画制作時間など)の比以上に高めることを目指していきます。

 

個人・低予算のぽっと出素人は兵力が低い(個人であれば動画制作は1人、動画制作時間は人数が多いほど多くなる)ので、武器性能を高めます。

 

武器性能を高めるというのは、差別化戦略をいいます。

 

大手や大企業がやっているようなこと、似たような動画を出しても負けるということです。

(関連動画対策では有効だと思いますが、それでもこの人ならではの動画でなければファンはつかない。)

 

独自性があったり、他の投稿者よりも優位な特徴を見いだせる人が、法則1によってマイナー・ニッチなジャンルでトップを取れる。

大手や大企業に潰されない、戦わずして勝つ人です。

 

でも、武器性能は芸能人の方々の方が優れていることもあります。

お笑い芸人さんは、しゃべりのプロですから、リスナー対応力は高く、動画の質も上がります。

独自性も出しやすいでしょう。

 

 

武器性能で劣る場合

そこで、法則1からもう一つ考え方があります。

武器性能以上に兵力を増やす!

えっ?それって、資金が豊富な玄人が有利なんじゃないの?

それは、広域戦、つまりメジャーなジャンルで戦う時の話です。

ぽっと出素人は接近戦、つまりマイナー・ニッチなジャンルに兵力を全投入する。

 

具体的には、芸能人の方が片手間に始めたゲームタイトルがあっても、そのタイトルについての動画に特化したチャンネルであれば勝負できるということです。

 

さらに、芸能人の方がプレイすることで、その方のファンがゲームタイトル自体に興味を持って他の動画を見ることもあります。

その際に、検索や関連動画から流入があるかもしれません。

 

狩野英孝さんもYouTubeチャンネルを開設し、「Dead by Daylight」というゲームの実況をしています。

 

狩野さんの天然の面白さはゲーム実況においても発揮され、人の良さもゲーム実況を通して視聴者に伝わり、ゲーム実況を通して新たな魅力とファンを獲得しています。

 

狩野さんの天然の面白さにかなう素人はいないと思います。

かなり高性能な武器を持ってゲーム実況と言う戦場に舞い降りました。

素人のエアガンでマシンガンの狩野さんにかなうわけがない。

 

そうなった際、ゲーム実況という戦場のうち、Dead by Daylightというゲームタイトルだけに特化したチャンネル、つまり、視界の悪い屋内でのナイフでの戦闘に持ち込めば、勝てる可能性が出てきます。

 

(Dead by Daylight自体メジャータイトルなので、競合が多いです。ここではわかりやすさの一例としてあげました。)

 

そして、接近戦に持ち込めたら、そこに兵力を全投入。

つまり、人や時間や労力を全て投入します。

 

 

まとめ

まとめますと、弱者が強者に勝つには、

接近戦・局地戦・一騎打ちに持ち込み、兵力を全投入して押し切るか、

武器性能(動画の品質・投稿者のセンス・リスナー対応力など)を高めるか。

 

ただ、ある程度の武器性能がないと話になりません。

近接戦といっても、本物のサバイバルナイフとおもちゃのナイフでは勝負になりません。

武器性能、つまり、動画の質はある程度のレベルが要求されることが前提です。

 

グーグル検索のseoの対策の一つにコンテンツseoというのがあります。

これは、コンテンツの中身を良くして、検索結果を上位表示させるものです。

 

コンテンツ(HPの記事)が良いと、HPの訪問者がその記事を長時間見てくれて、そのサイト内の他の記事も見てくれます。

グーグル先生は、このようなことも評価してくれて、このサイトはグーグル利用者にとって有益だと判断し、検索結果を上位表示させる。

 

お金をかけず行えるseoとして有名な対策ですが、これはYouTubeへの動画投稿にも言えることだと思います。

タイトルやサムネが良くても、動画の質が悪ければ、視聴者は一度きりの訪問で終わります。

質が良ければ、他の動画も見てくれて、チャンネル登録やメンバー登録もしてくれるかもしれません。

 

 

関連ページ

これからYouTubeをはじめる方へ。戦略を経営的に考えてみた。

弱小YouTuberがチャンネル登録者数やメンバーの数を増やすには?再生数よりメンバー数

これからのYouTubeの動画投稿では、SEOや分析・論理より美意識が大事