これからのYouTubeの動画投稿では、SEOや分析・論理より美意識が大事

美意識

これからのYouTubeの動画投稿では、SEOや分析・論理より美意識が大事

YouTubeで動画投稿をはじめてみて、動画の再生数を稼ぎたいと思い、ネットや書籍で動画の再生数を稼ぐ方法や検索エンジンの仕組み対策であるSEOなど、様々な情報を探すと思います。

 

そして、これらの情報を駆使して上手く再生数を稼ぐことが出来た人もいるかもしれません。

私のHPにも、過去記事をあげています。

 

これからYouTubeをはじめる方へ。戦略を経営的に考えてみた。

弱小YouTuberが動画投稿で大手・芸能人と戦うには?ランチェスターの法則

 

ですが、SEOや経営の理論を駆使した先には何が待っているのか?

このページでは、YouTubeの動画投稿をSEOや分析・論理で考えて投稿していくと埋もれてしまう理由について考えてみました。

 

 

VUCAの時代

VUCAとは、Volatility「不安定」、Uncertainty「不確実」、Complexity「複雑」、Ambiguity「曖昧」の頭文字をとった、アメリカ陸軍が考えた今の世界情勢を表現する言葉です。

 

このような予測しづらい環境においては、問題の発生と原因を単純化して、過去のデータや情報を基に考える今までの分析や論理を重視した経営理論で戦っていては、日々状況が変わっていく世界に追いつけない。

 

そもそも問題が複雑・曖昧なことが多いので、簡単に当てはめることが出来なくなってきました。

 

 

分析麻痺症候群

分析麻痺症候群とは、会社でいうと本部が分析や計画を重視しすぎて、不安定で不確実性の高い世界では計画通りに進むことが稀であり、本部と現場で相互不信が生まれ、計画の実行が上手くいかなくなる現象です。

 

また、分析や計画を重視しすぎると、評価しやすい、予想しやすい、確実性の高い計画を実行するようになり、新しい試みや新事業に取り組むより、既製品の改良や拡張などの手っ取り早い方法を選ぶようになります。

 

個人に置き換えると、夏休みの計画や正月にこれから1年の計画を立ててもうまくいったことって少なかったではありませんか?

 

ちなみに僕は計画倒れ・3日坊主は得意技でした。

これは、現場のことを考えていない、つまり、自分の力量や環境を考慮に入れていない事が原因のひとつだったりします。

 

 

SEOや分析・論理が個性を潰す

SEOとは、グーグルなどの検索エンジンからサイトや動画へのアクセスを増やす検索エンジン対策のことを言います。

 

グーグルでは、グーグルを利用する人にとって有益な情報を提供しているサイトや動画を評価し、検索結果の上位に表示させたりします。

 

僕たちはだいたい、検索したら1ページ目か上から2スクロールぐらいの範囲しか見ませんよね?

ですので、アクセスや再生数を増やすには、どのようにして自分のサイトや動画を検索結果の上位に表示させるか、という考えに行きつきます。

 

では、SEOが大事だというのに、何故個性を潰すのか?

それは、みんながSEOを行うことによって、似たようなサイトや動画が出来上がってしまうからです。

 

SEOを紹介しているあるサイトを見た人全員がこれを参考にして動画を作った場合、動画構成や概要欄の書き方、タグ付け、タイトル、サムネイル、再生時間など、様々な要素が似てきますよね。

 

これはつまり、差別化できていない、個性が潰れるということです。

 

 

分析・論理でも言える

みんなが分析して、論理的に考えて導き出した結果は、みんな似たような結果になります。

分析して、論理的に考えて正解を出すことが、今までは求められてきました。

 

ですが、みんなが正解を出すことが出来てくると、正解だらけになり、コモディティ化します。

 

今まで、珍しかったり、この人ならではと思っていたサイトや動画が、みんな追いついてきたときには一般化し、その中の一つの選択肢として成り下がります。

 

 

コモディティ化で具体的にはどうなるか

このような差別化の少ない環境では、消費者は価格や手の入れやすさ、量で判断します。

 

エアコンをアマゾンで買おうと思って検索した時、だいたい似たような機能・見た目であれば、安い方を選びますよね。

 

また、検索でも上位に表示されている商品やおススメ、見やすい位置に表示されているスポンサープロダクトぐらいを選択肢として選びませんか?

 

探そうと思えば他にも安かったり・機能が良かったりする製品があるかもしれませんが、時間には限りがありますし、めんどくさくて、選択肢の範囲は手の届く狭い範囲になります。

 

 

差別化の少ない環境で勝つ人は?

差別化しなくても勝てる人です。

つまり、大手や大企業です。

 

弱小YouTuberが動画投稿で大手・芸能人と戦うには?ランチェスターの法則

でも書きましたが、大手や大企業はランチェスターの法則1で戦います。

兵力が多いので、物量で攻め、弱小や中小企業より損害を低く抑えます。

 

ですので、大手や大企業はあえて差別化をなくす戦略をとってきたりします。

 

後追いしてくる企業や投稿者が差別化して、売り上げや再生数を増やしていた場合、

大手や大企業も、同じような商品や動画を出し、差別化を少なくし、潰しにきます。

 

その結果、兵力の少ない弱小や中小企業は疲弊して潰れます。

 

 

美意識の重要性が増してきた

正解がコモディティ化して、VUCA時代の分析や論理の限界が叫ばれている状況において、これから何が重要になってくるのかと言うと、美意識であると言われています。

 

STEAM教育という言葉があります。

Science、Technology、Engineering、Art、Mathematics等の各教科での学習を実社会での課題解決に生かしていくための教科横断的な教育。

―新学習指導要領の趣旨の実現とSTEAM教育についてー「総合的な探究の時間」と「理数探究」を中心にー文部科学省―

学校の勉強って、社会に出たら役に立つの?

と思いながら勉強していた学生時代でしたが、これからは実社会の課題解決に生かせるような教育を目指そうとしています。

 

この中にArt・アートがあります。

美術、音楽、文学、歴史に関わる学習を取り入れ、現実社会の問題を創造的に解決できるような人材を育てようとしています。

 

デザインや感性、美意識を鍛えることによって、問題を見つけ解決できるようにしようということです。

 

 

美意識は実際どのような場所で発揮されるのか?

製品のデザインや動画の見栄えや構成などは簡単にイメージできるかと思います。

 

その他には、言葉の選び方(センス・感性)によるキャッチコビーやタイトル、説明文など人を引き付ける技術。

調和による心地よさの提供。

 

お客さんや視聴者目線で考えると、マズローの欲求5段階説があります。

  1. 生理的欲求―本能的な欲求(´ぅω・`)ネムイ
  2. 安全欲求―安全な暮らしへの欲求ε-(´∀`*)この家の耐震は万全
  3. 社会的欲求―友人や社会への帰属欲求(☝ ՞ ՞)☝ウェェェェェェェェェェイ!!!!!!
  4. 承認欲求―人から認められたいという欲求(๑¯﹀¯๑)ニンマリ
  5. 自己実現欲求―なりたい自分になりたい欲求(。+・`ω・´)シャキィーン☆

 

このうちの承認欲求は、SNSでのイイネやインスタ映えなどが分かりやすいですね。

この欲求を満たすようなデザインや感性を鍛えていく。

 

自己実現欲求は、スタバでMac開く方を想像したらわかりやすいと思います。

 

スタバ+Macの自分、出来りゅっ!

というような、自己実現欲求を刺激するようなデザインや感性を鍛えていく。

ちなみに私は、

VAIO使ってる自分、いかしてりゅっ!

 

 

ルールの後追いと余白での戦い方

現在、インターネットの広まりや新しい技術の誕生、社会の変化によって、それらに関して法による規制をどうするかという議論がなされます。

 

これは、法は現実の後追いの性質があるということです。

最近の出来事で言うと、コロナ騒動に乗じたマスクの転売の規制でしょう。

 

そして、この法の遅れは、インターネットの広がりと技術革新によって、さらに広がっています。

これはつまり、グレーゾーン(法の余白)での戦いを余儀なくされる場合があるということです。

 

明文化された法律は現実には追いついていないので、法律に書いていないからokということでは問題が起きかねない。

 

マスクの転売が法律で禁止されていないからといって、不必要に価格を吊り上げ、消費者の心理の悪化を招き、必要なところに必要な数のマスクを供給することを阻害することが、okという訳ではありませんよね?

 

では、法律に書いてあることの範囲でしかビジネスなどが行えないとなると、新しい試みや技術は生まれてきません。

 

この時に使われるのが、「解釈」です。

法律の文言を文言通りに解釈するのではなく、法の制定の目的、制定の経緯などから、拡大して解釈したり、逆に縮小して解釈したりといったことが行われます。

 

そして、美意識や感性はここでも発揮されると思います。

自分なりの美意識や感性を軸に、法律に具体的に書かれていないグレーゾーンにおいて、どう振舞うか。

 

 

YouTubeのガイドラインに当てはめると

YouTubeでの動画投稿においては、YouTubeのガイドラインに書かれていないからと言って、なんでもokと思って過激な動画で再生数を増やしていたけれど、突然規約変更によりアカウント停止に追い込まれる。

 

子供向け動画の広告中止、炎上目的・侮辱的な動画の広告規制など、後追い的にルールが改定されます。

 

ガイドラインに書かれていないグレーゾーンでも、美意識や感性を鍛えていないと、後追いで潰される可能性があります。

 

(これらの動画をあげている方が、美意識に欠けるということを主張しているわけではありません。YouTubeの美意識を感じ取れる美意識を鍛えると、後追いで潰されることがないということを言いたいのです。)

 

 

美意識を鍛えるには?

絵画を見ることはもちろん、音楽や文学に触れることもいいとされています。

また、哲学も重要だと言われています。

 

哲学者がなぜこのような考えに至ったのかという思考の過程や、社会への向き合い方や姿勢などを学ぶ。

社会システムや空気に流されない、間違いに気付ける能力を身に着けることができます。

 

 

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